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Pumpkin0.93 68K Folder
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Pumpkin.Manual
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Text File
|
1996-04-04
|
33KB
|
842 lines
========================================================
Manual for Pumpkin 0.93
Pumpkin 0.93
Copyright by Ueki Takashi (GDH00167@niftyserve.or.jp)
in 1994-1996
All Rights Reserved
========================================================
このバージョン(0.93)はβバージョンですので、事前に許可を得ない配布、転載を禁止します。
———————————————————————————————————
目次
第1章 使い始める時に
1.必要なハードウェアとソフトウェア環境
2.インストール
3.最小限の設定
4.トラブルが起きたときには
第2章 機能
1.ログを見るために
2.ログを読むときに便利な機能
3.会議室に書き込むには
4.メールを書くには
5.HP(Home Party)に書き込むには
6.ログからスクラップするには(切り出すには)
7.文章を書くとき(3〜5に関連します)
8.引用、再フォーマット
9.いろいろな設定
10.NIFTY発言区切り記号サポート
第3章 メニュー一覧と簡単な説明など
1.各メニュー
2.メニューには見えていないショートカット
3.Article(文書)の編集で使えるちょっとしたこと
4.茄子と組み合せて、ちょっと便利な使い方
第4章 作者より
1.謝辞
2.お問い合わせについて
3.今後の予定
4.雑感
———————————————————————————————————
第1章 使い始める時に
———————————————————————————————————
1.必要なハードウェアとソフトウェア環境
ハードウェア環境としては、Macintosh Plus 以降が必要です。
空きメモリを 500KBytes 以上確保してください。
68KMac版とPowerPC ネイティブな版が存在します。
ソフトウェア環境としては、System 6.0.7 以降が必要です。
System 7.x にも対応しています。System6.0.7ですとごく一部の機能が
使用できません(スクラップウィンドウの機能の一部とDrag&Drop)。
———————————————————————————————————
2.インストール
Pumpkin のアプリケーションファイルを、使用するディスクへコピーして
ください。
———————————————————————————————————
3.最小限の設定
使用し始める前に、EditメニューのPreferencesでいくつかの設
定を行ってください。ここには、現状以下の設定ができるように
なっています。
★★★この星印のあたりは重要!ここだけ設定しても使用可能★★★
↓
★○Font...
フォント名、フォントサイズ
★○Owner...
自分のIDとハンドル(メール用、会議室・HP用)
★○Signature...
自分の署名(メール用、会議室・HP用)
○Log
ログの解析に対する設定、発言順/コメント順、発言区切り記号など。
○Article...
Reformatのタイプの設定、Reformat時の行幅の設定など。
○Assist Article...
自動補助機能、メールファイル名の設定など。
○Assist HP...
HPへの書き込みタイトルの設定、HPへのコメント時のハンドル取得などの設定。
○Quotation...
引用記号の設定。
○Folder...
ログ、Article、スクラップのそれぞれのデフォルトのフォルダーを設定。
○Window Assist...
Windowの位置を順にずらすよう設定(自動)
Window の 大きさと位置をデフォルト値として記憶するよう設定する(自動)。
OwnerとSignature(署名)は、あなたを表すものですから、ぜひ設定しましょう。ま
た、フォントには等幅フォントを指定すると、後々見やすいでしょう。
———————————————————————————————————
4.トラブルが起きたときには
トラブルが起きても、元のログファイル自体が破壊されることはほとんどない
はずです。もし、再起動してもPumpkinでよみこめない状態に陥っても、汎用
エディタでログファイルを開いて、それを SaveAs...で保存しなおせば、大抵は
大丈夫でしょう。
ロックされたログファイルや、ロックされたボリュームのログファイルを読む
ことはできません。
場合によっては、なんらかの機能拡張やコントロールパネルが動作の障害の原
因となる場合があります。この点について調べるためには、標準以外の機能拡
張などを全部外して試すことです。
———————————————————————————————————
第2章 機能
———————————————————————————————————
1.ログを見るために
1)最初に
Pumpkin の Fileメニュー の Open Log... で、通信したログファイルを選択し
てください。
ダウンロードしたばかりにログの場合は、解析処理のダイアログが表示されて、
ログの解析(Parsing)が行われます。解析が終ると、解析結果の読み込み(L
oading)が行われます。
既に Pumpkin で解析したことのあるログの場合には、解析結果の読み込み(Loa
ding)だけが行われます。
いったん解析したログでも、その後何らかの変更が加えられたりしていると、再
度解析からやりなおします。
System7.x 以降のシステムでは、Drag & Drop で、ログファイルを Pumpkin ア
プリケーションに読み込ませることができます。
ComNifty などをお使いの方は、ログファイルのクリエーターを 'SKEL' にして
おくと、ログファイルをダブルクリックすることで、Pumpkinが起動します。
設定をコメントリンク順にした場合、ログを解析後にソートが行われます。その
ため若干時間がかかります。 このコメントリンク順は、Pumpkin独自の並び方
となります。かならずしもある発言の下にその発言へのコメントがくる様にはな
りません。また、同一コメントツリーの発言同士が近くに集められますが1ログ
(のさらにその部分)に閉じた解析で並べますので、必ずしも1つにまとまると
は限りません。
また、コメントリンク順の場合、読み込みや検索などが遅くなります。
2)基本的な読み方
Pumpkin がログを読み込むと、ログ表示のウィンドウが表示されます。ウィンド
ウは大きく上下2つの部分に分かれています。上側は、ログ内の各項目のタイト
ル一覧リストになっていて、下側は、今見ている項目の内容が表示されます。
ログ内のどこを見るか、見る箇所を現在見ている箇所から移動するには、
○'Go'メニュー:'Next'で次の項、'Prev'で1つ前の項へ移動します。
○キーボード:'Return'キー、'delete'キー、空白キー、'enter'キーで移動。
○ボタン:ログウィンドウの下端のボタンをマウスでクリックします。
↑:'delete'
| ↑ Shift+'enter' または PageUpキー
発言単位 ページ単位
| ↓ 'enter' または 空白キー または PageDownキー
↓:'return'
ログウィンドウの下の矢印ボタンでも同様のことができます。その機能はそれぞれ左から
「ログ先頭、前マーク、前発言、前ページ、次ページ、次発言、次マーク、ログ末尾」
という機能です。
タイトル一覧リストをスクロールして、読みたい項目をマウスでダブルクリック
すると、その項目に移動します。
3)量の制限
ログファイルの大きさには制限はありません、ただし、タイトル数に上限があり
タイトル一覧は、今のところ32500タイトルまでしか扱えません。
普通1つのログファイルで32500件もはダウンロードはしないだろうとは思い
ますが気を付けてください。テストが進んでいないので問題がでるかもしれませ
ん。
1つの発言が、32KBytesを越えると、それ以降は次の発言の先頭まで読めません。
読めないだけで、「Scrap to File...」のサブメニュー「File...」でのスクラップへの
切りだしはおこなわれます。サブメニュー「New File...」だとやはり32KBytesの制
限があります。
割り当てられるアプリケーションメモリサイズは最小で 600KBytesですが、この
状態では、通常のログだと同時に10ファイル程度しか開けないでしょう(タイト
ル数の多いログファイルだともっと少ない数しか開けない)。また、Articleもメ
モリをそれぞれ消費しますから、各自の環境に合わせて適度にアプリケーション
メモリサイズを増やしてください。
Pumpkinでログを解析するときに、解析結果をハードディスク上のログファイル
に付加します。リソースとして付加するので、ログのテキストを破壊したりはし
ません。ですが、ハードディスクに空きが充分には無いと、解析をせず、ログを
開きません。実際に必要なハードディスク領域は、
ログの中のタイトル数×20Bytes+1Kbytes
程度です。手元のログでは、ログファイルの2%〜6%程度のようです。
ですが、ハードディスクの空き領域のチェックは、これより少し厳しく行ってい
ます。ある程度の余裕がなければ処理を中止しています。
スクラップウィンドウのスクラップ先ファイル・フォルダー一覧は1度に表示で
きる個数はメモリ量によります。もしメモリが不足した場合には、現在のメモリ
で扱える個数までしか表示されません。表示しきれない場合には、スクラップウ
ィンドウの下端に「Too Many Files!」と表示されます。
この場合は、アプリケーションメモリの割り当てを増やすか、フォルダーを利用
してうまく階層分けを行ってそれ以下の数になるようにして下さい。
4)ウィンドウ内の分割位置の変更
ウィンドウは、タイトル一覧の領域と、内容表示領域に分かれています。これは
分割部分をマウスでドラッグすると、分割位置を変更できます。分割位置は自動
的に記憶され、次の使用でも有効です。
分割位置は2箇所憶えておくことが出来ます。ログウィンドウ下中央の2つのア
イコンをクリックすると、2つの設定のそれぞれの分割位置に切り替わります。
また、Tabキーを押すことにより切り替えることもできます。
———————————————————————————————————
2.ログを読むときに便利な機能
1)マーク
ログを読んでいる時に、1バイトのアルファベット、数字キーまたは記号キーを入力
すると、その項にマークが付きます。マークが付くと、タイトル一覧のリストには、
左側に、その文字が印として表示されます。
なにもマーク付けをしなくとも、会議室の句切りなどには '*'というマークがつ
いています。
'Go'メニューの'Prev Mark'、'Next Mark'、'Find Mark...'、またはウィンドウ下端
の矢印ボタンで、マーク単位で一気に移動できます。
マークを消すには、Shift-Spaceキーで消せます。
マーク付けした箇所をまとめて一気にファイルへスクラップすることもできます。
2)一気に移動
マークでも、一気に移動できますが、その他に
'Go'メニューの'Head'、'Tail'、'Go Number...'で一気に移動できます。
'Head' でログの先頭へ、'Tail'でログの末尾へ、'Go Number...'で指定箇所へ
移動できます。
'Back'で、過去の10箇所へ一気に移動出来ます。
3)検索
'Go'メニューの 'Find...' で検索ができます。いったん検索すると、'Find Ag
ain'や'Find Back' で次々と検索できます。
英字の大文字小文字を区別しない(Ignore Case)検索もできます。
タイトル部分の検索は、順方向、逆方向ともにできます。
内容テキストの検索は、順方向のみできます。
準方向とは、ログの末尾方向です。
System6 でも、検索ダイアログで Command-V でクリップボードからペー
ストできます。
———————————————————————————————————
3.会議室に書き込むには
会議室を読んでいて、発言にコメントを書いたり、新規に発言したりしたいとき
には、'Article'メニューの 'Make Comment' や 'Make Message' を使用します
。フォーラムや会議室番号、発言番号などから自動で適当な名前が付きます(ウィ
ンドウがでるだけで、Saveはされていません、自分で Saveしましょうね)。
適当なファイル名とは、ComNiftyがNIFTYへの送信と判断するような名前になって
います。
'Article'メニューの 'Make Comment' や 'Make Message' の代わりに、ログの
ウィンドウの下のボタンを使用することもできます(鉛筆ボタン)。
また、適当な内容があらかじめ設定されています。自分の Signature(署名)など
もここで挿入されます。これを自動補助機能といいます。
ここでは、幾つかの自動補助機能が働きます(設定にてそれぞれ設定できます)
メール 発言 コメント
・タイトルの「RE:」を増やさない − − ○
・メールに「FROM:ハンドル」を入れる ○ − −
・敬称「〜さん」を入れる ○ − ○
・署名を入れる ○ ○ ○
○:設定すれば動作 −:動作しない
———————————————————————————————————
4.メールを書くには
メールや会議室やパティオやHPを読んでいて、返事のメールを書きたいときには、
'Article'メューの 'Make Mail' を使用します。元の発言主のIDから自動で適当な
名前が付きます(ウィンドウがでるだけで、Saveはされていません、自分で Saveし
ましょうね)。また、適当な内容があらかじめ設定されています。会議室への発言
と同様に自分の Signature(署名)もここで挿入されます。 ただし、同じ人へ
いくつもメールを書くときには、Saveする時に適当にファイル名を変えてくださ
い(制約:これはまだ制約です)
'Article'メニューの 'Make Comment' や 'Make Message' の代わりに、ログの
ウィンドウの下のボタンを使用することもできます(封筒ボタン)。
現状サポートしているのは、NIFTY内メール、インターネットメール、PC-VANメール、
NTTネットメールです。ただし、PC-VANメールとNTTネットメールについては仮対応
です(動作未確認)。
漢字Talk7.5以降の環境では、バイナリメールを指定できます。そのためには
編集中のメールのウィンドウに、送りたいファイル(テキストファイル、クリッ
ピングファイルなどを除く)を Drag & Dop してください。
この機能は「Fix Folder」機能が設定されていないと使用出来ません。
対象となるファイルは、Article Folderにコピーが作られますので、そのサイズ
を考慮して使用してください。
後で、そのコピーされたファイルは手動で消してください。
———————————————————————————————————
5.HP(Home Party)に書き込むには
HPを読んでいて、返事を書きたいときには、'Article'メューの 'Make Comme
nt' や 'Make Message' を使用します。HPの持主のIDから自動で適当な名前が付
きます(ウィンドウがでるだけで、Saveはされていません、自分で Saveしましょ
うね)。ただし、同じHPへいくつも書き込むときには、Saveする時に適当に同じ
ファイル名になってしまった時にはファイル名を変えてください(制約:これは
まだ制約です)
また、適当な内容があらかじめ設定されています。会議室への発言と同じく自分
の Signature(署名)などもここで挿入されます。これも自動補助です。ただし、
コメントの場合でも、HPにはコメントの概念がないので、タイトルがコピーさ
れるだけです。 ただ、NIFTYの一部のHPでの習慣から、「〜:〜」というタイ
トルの場合「:」以前を発言者のハンドルとみなして扱うように設定できます
(Assist HP)。 また、自分のハンドルを自分の発言・コメントのタイトルの
前に「ハンドル:〜」というように入れることができます。
自分の主催するHPに書き込む時には、「Preferences」のサブメニュー「Owner
...」に設定したIDを元にファイル名を作ります。
———————————————————————————————————
6.ログからスクラップするには(切り出すには)
ログを読んでいるときに、これをスクラップ(何らかのファイルに保存するとい
う意味で言っています、Macintoshのスクラップブックという意味ではありませ
ん)できます。
1) メニューでスクラップ指定
'Misc' メニューの 'Scrap to File' にはサブメニューがあります。'New File
...'ですと、1つ新しいウィンドウが開いて、そこに今読んでいた内容が自動で
コピーされます。このまま適当な名前で保存しましょう。'File...' で、既存のフ
ァイルの末尾に追加する形で書き出されます。ウィンドウは開きません。ウィン
ドウは開きませんが、この機能では書きだし先のファイルが 32KBytesを越えて
も大丈夫です。
スクラップ先指定ダイアログには、'New'ボタンがあり、これをクリックすると
新規ファイルとしてスクラップできます。この場合もファイルが 32KBytesを越
えても大丈夫です。
タイトル一覧は、Shift+マウスドラッグで、複数選択できます。'File...'によりス
クラップする時には、現在選択しているタイトルの内容を一度にスクラップで
きます。とびとびのタイトルを選択するには、Command+マウスクリックで細
かい選択が出来ます。
また、'Marked to Scrap...' で、マーク付けされたものを、ファイルへとスクラッ
プできます。
2) スクラップウィンドウへのDrag&Dropでスクラップ
ログウィンドウのタイトルを選択してマウスでスクラップウィンドウへとDrag&
Dropするとスクラップできます。
スクラップ先がファイルならそのファイルの末尾へ追加され、フォルダーならば
新規ファイルとして保存されます(フォルダーへの追加はSystem7以降)。
スクラップウィンドウの上部には、スクラップ一覧対象となっているフォルダ名
が表示されています。ここをドラッグすることにより、より上位のフォルダへと
移動できます。 また、ここへログウィンドウからDrag&Dropすると、一覧して
いるフォルダに新ファイルとして保存されます(この機能はSystem7以降)。
一覧のフォルダーをダブルクリックすると、そのフォルダが一覧対象となります
(この機能はSystem7以降)。
一覧のファイルをダブルクリックすると、そのファイルをログとして開きます。
この一覧はデフォルトでは、適当なフォルダを表示します。また、「Folder」設定
の「Fix Folder」がチェックされていれば、「Scrap Folder」を表示します。
なお、最初に表示したフォルダが存在するボリュームの外へ移動することはできま
せん。
ただし、メモリ不足のときにはファイル数が多いと表示しきれません。その場合
スクラップウィンドウの下端に「Too Many Files!!」と表示されますのでPumpkin
へのアプリケーションメモリ割り当てを増やしてください。
3) 他のアプリケーションへ選択したテキストをDrag&Dropでコピー
(漢字Talk7.5以降)
タイトルではなく、ログ内容のテキストを選択して、Drag and Drop で他のDrag
and Drop 対応のアプリケーションなどへコピーできます。
例えば、Finderへと Drag and Drop すると、「テキストクリッピング」が出来ます。
あるいは、Edit7 などの Drag and Drop対応のエディタのウィンドウへ Drag and
Dropすると、そのウィンドウ内へテキストを挿入できます。
———————————————————————————————————
7.文章を書くとき(3〜5に関連します)
発言やメールを書くだけでなく、'Article'メニューの 'New Article'、'Open
Article...' で新規の文章を書いたり、既存のファイルを読み込んで編集したり
できます。
いずれの場合も、文章の量は 32KBytes までです。漢字だけですと、大体16,00
0文字くらいの文章です。漢字40文字の文章で300行びっしりと文章を書い
ても24Kbtes程ですから、ほぼこれで充分だと考えています。
基本的な編集操作は一通り使用可能です。箇条書にしますと以下のようになり
ます。
○ Cut,Copy,Paste,Clear
○ Undo
○ Select All
○ Shift+マウスクリックで選択範囲の修正/拡大
○ マウスのダブルクリックでのワード選択
また、この編集では、Drag and Drop による編集操作ができます。(漢字talk7.5以降)
○ Dragして、同じウィンドウ内へ Drop すれば移動(Cut and Paste)
○ Dragして、他の編集ウィンドウ内へ Drop すれば複写(Copy and Paste)
○ Optionキーを押しながら、Dragして、同じウィンドウ内へ Drop すれば
複写(Copy and Paste)
○ Dragして、他のアプリケーションウィンドウ内へ Drop すれば複写
(Copy and Paste)
○ ログウィンドウで内容テキストを選択してからDragして、編集ウィンドウ
内へ Drop すれば複写(Copy and Paste)
○ テキストを選択してからDragして、ファインダへ Drop すればテキスト
クリッピングができます。
○ テキストファイルを選択してからDragして、編集ウィンドウ
内へ Drop すればテキストファイルの内容の挿入。
———————————————————————————————————
8.引用、再フォーマット
文章を編集しているときに、'Quote from Clipboad' で引用記号を付けて Past
e することができます。また、'Quote Selected' で選択範囲に引用記号を付ける
ことができます。
==例===========================
いまだに System6.0.7.1 + 68000CPU な環境なので、そろそろ自力で通信
環境を整備しないとつらいきがしてきているのでした。
——↓———————————————————————————
>>いまだに System6.0.7.1 + 68000CPU な環境なので、そろそろ自力で通信
>>環境を整備しないとつらいきがしてきているのでした。
>>
==============================
また、'Quote from Clipboad'、'Quote Selected' で再フォーマットしてから引
用記号を付けることができます。
==例===========================
いまだに System6.0.7.1 + 68000CPU な環境なので、そろそろ自力で通信
環境を整備しないとつらいきがしてきているのでした。
——↓———————————————————————————
>>いまだに System6.0.7.1 + 68000CPU な環境なので、そろそろ自力で通信環境を
>>整備しないとつらいきがしてきているのでした。
==============================
再フォーマットだけを行うには、'Reformat'をしてください。再フォーマッ
トする時は、設定しておいた文字数で適当に改行を振りなおします。
これらの機能は編集ウィンドウの下端の、編集ボタンでも利用できます。
———————————————————————————————————
9.いろいろな設定
設定は、'Edit'メニューの'Preferences...'に集めてあります。現
在設定できるのは、以下の4種です。実はこれらの他に、いくつかの設定は
こっそり保存されています。
○Font
・フォント名、フォントサイズ
・ポプアップメニューで選んでください。
○Owner
・ハンドル名、NIDTYのID
○Signature
・自分の署名を設定します。メール用と、会議室・HP用の2種を設定し
てください。この2つは自動で挿入されます。
その他に5つの署名を設定でき、これらは Miscメニューから Articleに
挿入できます。
○Log
ログを解析する場合についての設定です。
・発言順/コメントツリー順のいずれの順序で解析・表示するかを指定。
・NIFTYの会議室発言の区切り記号をサポートするかを設定する。この機能
は、NIFTYの「SET DLM ON」コマンドで、会議室の発言毎に区切り記号を
NIFTYが入れてくれる機能をPumpkinがサポートするかを指定します。
ただし、この機能は、通信ソフトが区切り記号を記録するように設定
されていなければ使用できません。 詳しくは、「NIFTY発言区切り記号
サポート」の項を読んでください。
○Article
Reformatのタイプの設定、Reformat時の行幅の設定。
「長い行のみを折り返す」を選ぶと、1行の文字数を越えた行だけが複
数行に分割されます。もう1方の設定を選ぶと、完全に改行を振り直しします。
行幅は、Byte単位です。ただし、漢字が行末で分割される場合は次の行
への追い出しを行っています。
「編集中のテキストに関する情報を表示」 をチェックしておくと、サイズ・行数・
文字数が表示されます。
○Assist Article
コメント元の記述者の名前、署名の Articleへの自動挿入を停止できます。
また、メールの返事などを書いたときに自動で付くファイル名に相手の
ハンドルを付けるか、IDを付けるかを設定できます。
コメント元の記述者への敬称も設定できます。
また、会議室へのコメントのタイトルに「RE:」を増やさない機能が設定で
き、これにより以下のように「RE:」が扱われます。
−「RE:」無し : 「RE:」を先頭に付加
−「RE:」有り : そのまま
−「RE^数字」有り : 「RE:数字」を取り除いて「RE:」を先頭に付加
NIFTY内のメールには、「FROM:ハンドル」を入れて、発信者名をハンドル
にできます(ただし、NIFTYの利用者情報を非公開にしているとこの機能は
使えません)
末尾に「/E」をつけるか、「/POST」を付けるかも選択できます。
○Assist HP...
HPへの書き込みタイトルの設定、HPへのコメント時のハンドル取得の
設定。
HPへ書き込む時には、タイトルしか書き込まれません。そこで、タイ
トルの先頭によくハンドルが書かれます。「HandleNmae+記号+Title」
を選び、記号を指定すると、ハンドルがタイトルの先頭に書かれます。
「Title」を選ぶと、タイトルのみ書かれます。
同様に書かれた他の書き込みのタイトルからハンドルを切り出してコメ
ント等の記述に利用できます。ハンドルとタイトルの区切り記号を指定
してください。「空白」で空白(1byte,2bytes共)、「コロン」でコロ
ン(:と:)を区切りとみなします。
○Quotation
引用記号を設定します。
○Folder
ログ、Article、スクラップのそれぞれのデフォルトのフォルダーを設定
できます。ただし、この機能の使用すると、必ずこのフォルダーからフ
ァイル選択が始まります。漢字Talk7.5以降を使用されている場合には、
「一般設定」コントロールパネルの「書類」の設定を「アプリケーショ
ンのあるフォルダ」に設定しないとこの機能は働きません。
この機能を設定していると、スクラップウィンドウはこの設定に従って
一覧表示を行います。 設定していないと「一般設定」の設定に従います。
○Window Assist
いまのWindow の 位置をデフォルト値をそのまま使用して完全に重ねる
か、それともずらして重ねるかを設定します。ログの表示ウィンドウと、
アーティクルの編集ウィンドウの2種の記憶ができます。
また、Pumpkin終了時にカレントウィンドウのWindow の 大きさと位置
をデフォルト値として覚えるかどうかを設定できます。
設定は、System7.x では初期設定フォルダー(Preferenceフォルダー)の中
に "Pumpkin prefs" という名前のファイルとして保存されます。 System6 の
場合には、システムフォルダの中に、設定ファイルが作られます。
System7.x では、この "Pumpkin prefs" を複写して、これをダブルクリック
することにより Pumpkin を起動しますと、こちらの初期設定ファイルが使用
されます。これにより、複数の初期設定ファイルが使用できます。
———————————————————————————————————
10.NIFTY発言区切り記号サポート
発言区切り記号とは、NIFTYの「SET DLM ON」コマンドで、会議室の発言毎に
区切り記号をNIFTYが入れてくれる機能です。
これにより、発言中にNIFTYのコマンドなどと同様の文字列が含まれていても
解析から除外できます。
NIFTYの会議室発言の区切り記号をサポートするかを設定するには、メニューの
「Preferences...」の「Log」でできます。
設定では、区切り記号の種類も指定してください。種類は、「空行」「空白行」
「空白+DEL行」の3種類です。これらの使い分けは、下記の通信ソフトに合わ
せて選んでください。
ただし、この機能は、通信ソフトが区切り記号を記録するように設定されてい
なければ使用できません。
主な通信ソフトについて、以下に例を挙げておきます。
通信ソフト 区切り記号 備考
ComNifty1.3.8 空行 「SET DLM ON」はできるが有効度は△
ConNifLogConverterを使用することで◎ →(1)
Terminal-J2.2-0.2.5d14 空白行 有効度は○
CASTERM2.5.1 空行 有効度は△
クラリスワークス2.0 空行 有効度は△
J-TERM2.0 空白行? 有効度は○?
作者の手元には、NIFTY本来の「空白+DEL行」というふうにログに記録する通信ソフ
トがありません。ComNiftyは、ConNifLogConverterの併用でこれが可能です。
また、ConNifLogConverter0.3(Pumpkin0.91に添付)からは、発言区切り記号を含む
ログかどうかの印をログファイルに付けてくれます。これにより、Pumpkinは発言区
切り記号を含むログと含まないログを同時に取り扱うことができます。
なお、このPumpkinの機能は、「いつも発言区切り記号が入っているとみなす」と設
定すると働かなくなります。
本来は発言区切り記号を含めてログに記録する通信ソフトがもっとも有効なのですが。
できれば、各通信ソフトについての情報をお寄せください。
→(1) ComNiftyの設定
ComNiftyで「SET DLM ON」するには、設定「Proceeding...」で、Send at TOP
をチェックして、その下のフィールドに「SET DLM ON」と入れてください。
次に、設定「Terminal Options...」で、Don't cut ctrl codeをチェックして
ください。
ただ、ComNiftyは、余計な制御文字まで記録してしまうので、ComNifLogConverter
により発言区切り記号だけを残すように変換します。
———————————————————————————————————
第3章 メニュー一覧と簡単な説明
———————————————————————————————————
1.各メニュー
林檎メニュー
About Pumpkin...:バージョン等の情報の表示
File メニュー
Open Log...:ログファイルを開く
Close:ログファイル、Articleを閉じる
Save:Article をファイルに保存する
Save As...:Articleを別のファイルとして保存する
Quit:Pumpkinの終了
Editメニュー
Undo:Artcleについて、直前の編集操作の取消し
Cut
Copy
Paste
Clear
Select All:ログの今読んでいる箇所の全テキストの選択、またはArticle
の全テキスト選択。
Preferences...:設定
Goメニュー:ログ内の読む箇所の移動、検索
Find...:ログ内のテキスト検索(タイトルまたは全テキスト)
Find Again:再度検索(ログの末尾に向かって)
Find Back:再度検索(ログの先頭に向かって)
Prev:ログの前の箇所へ移動(ログの先頭に向かって)
Next:ログの後の箇所への移動(ログの末尾に向かって)
Next Page:ログの表示ページで1ページ後へ移動(ログの末尾に向か
って)
Back:ログの過去10箇所へ一気に移動
Prev Mark:ログの前のマーク付けされた箇所への移動(ログの先頭に
向かって)
Next Mark:ログの後のマーク付けされた箇所への移動(ログの末尾に
向かって)
Find Mark...:マーク付けについての検索
Head:ログの先頭への移動
Tail:ログの末尾への移動
Go Number...:指定箇所への番号指定での移動
Articleメニュー:Article(文書)についてのメニュー
New Article:新規のArticleを書き始める
Open Article...:既にあるファイルを開いてAricleの編集を始める
Make Mail:今読んでいる箇所の人へのメールを送るために書き始める
Make Mesage:今読んでいる場所(会議室、HP)への書き込みを書き
始める
Make Comment:今読んでいる場所(会議室、HP)へのコメントを
書き始める
Windowメニュー:ログやAricle(文書)のウィンドウ一覧、切り替え
Scrap List Window...:スクラップウィンドウを表示する。
Miscメニュー
Sign:署名のArticleへの挿入。
Quote
Quote from Clipboard:クリップボードの内容を引用記号を付けて
Paste
Quote Selected:選択した範囲のテキストに引用記号を挿入
Quote Reformat
Quote Ref. from Clipboad:クリップボードの内容を再フォーマット
してから引用記号を付けてPaste
Quote Ref. Selected:選択した範囲のテキストを再フォーマットし
てから引用記号を挿入
Reformat:選択した範囲のテキストを再フォーマット
Scrap to File
New File:ログの指定した箇所のテキストを切り出して、新規Article
にする。
File...:ログのタイトル一覧で指定した箇所のテキストを切り出して、
指定したファイルの末尾に追加する。
Marked to File...:ログのマーク付けした箇所のテキストを切り出し
て、指定したファイルの末尾に追加する。
Near No*Mark to File...:現在見ている箇所を含む、*マークの無い箇所
のテキストを切り出して、指定したファイルの末尾に追加する。
現在見ている箇所に、*マークが付いている場合は、その次の
箇所を含む部分を切り出す。
———————————————————————————————————
2.メニューには見えていないショートカット
いくつか、メニューには表示されていないショートカットキーがあり
ます。
ログウィンドウ:
return:GoメニューのNextとおなじ。ログの次の箇所へ移動する。
delete:GoメニューのPrevと同じ。ログの前の箇所へと移動する。
空白:GoメニューのNextPageと同じ。ログの次のページへと移動す
る。ただし、1バイト空白だけしか使用できない。
enter:空白と同じ機能。GoメニューのNextPageと同じ。ログの次の
ページへと移動する。
Shift-Enter:enterと逆の機能。ログの次のページへと移動する。メニ
ューには無い。
PageUp:GoメニューのNextPageと同じ。
PageDown:enterと逆の機能。ログの次のページへと移動する。
スクラップウィンドウ:
Command-↑:上位階層のフォルダへ移動。
↑、↓:上下移動。
return:そのファイルをログとして開く。
その他の文字:入力した文字で始まるファイル名へ移動。
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3.Article(文書)の編集で使えるちょっとしたこと
1)矢印キー
Article(文書)の編集では、矢印キーでインサーションポインター(テ
キストの文字と文字の間で点滅している縦線)を動かせます。
2)マウスクリック
Article(文書)の編集では、Shiftキーを押しながらテキストの適当な箇
所をクリックすると選択しているテキストの範囲が包えられます。また、
マウスでテキストの適当な箇所をダブルクリックすると、その箇所の単語
を選択できます。
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4.茄子と組み合せて、ちょっと便利な使い方
茄子の切り分け後のログファイルを、Pumpkinで読むこともできます。
Pumpkinで読んでも、茄子の動作には影響を与えません。
Pumpkinのスクラップ機能で、茄子のログから好きなようにスクラップ
することができます。
αテスト中に寄せられた使用方法では、マーク付けをしておいて、後で
まとめてそれをスクラップするのが便利だという方もいらっしゃいまし
た。
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第4章 作者より
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1.謝辞
このソフトウェア「Pumpkin」を作るにあたり、以下の方々にαテスト
やご指摘、ご助言、ご提案をいただきました。どうもありがとうござい
ました。
MITCH氏
らる氏
Keisuke氏
Yama氏
りりふぁさん
Falcon2氏
C'Mell氏
大政氏
Dan氏
Michan氏
PowerBamboo氏
※いずれも、NIFTYでのハンドル名
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2.お問い合わせについて
このソフトウェア「Pumpkin」を使用されて、動作の異常などがありま
したら、作者までメール等でお寄せください。作者の宛先は、NIFTY-
Serve:GDH00167です。ただし迅速な対応をかならずしもお約束できる
ものではありません。
機能拡大などのご要望は、はっきりいって、採用するかどうかは作者が
決定いたします。ですから、そのご要望の採用の有無、採用された場合
の実現時期などはわかりません。
転載、再配布につきましては、現バージョンは一切禁止とさせていただ
きます。
プログラムソースの公開については、現バージョンは公開いたしません。
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3.今後の予定
このプログラム、Pumpkin は、作者が自分で使いたいツールとして作成
しました。従いまして、絶体に「万人のためのソフトウェア」を目指し
ていません。無節操な機能拡張はするつもりはありません。
目指しているのは、「軽さ、小ささ、明解さ」です。ただし、かならず
しも初心者に判り易い、使いやすいというわけではありません。むしろ、
遅い機種や古いOSのユーザーの中で、同じ様な指向の方に使っていた
だけるかもしれない、ということで公開いたしました。
今でもかならずしも簡明でないところがありますが、これ以上簡明さを
落さないために、機能拡張のリクエストは、こちらで判断して丁重にお
断りする場合が多々あることと思います。
今回、このツールは短期間に作成いたしましたので、まだまだ不具合が
あるかと思います。それについては作者までご報告いただければできる
かぎり対処いたします。その対処は、次のバージョン以降で公開するよ
うにします。
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4.雑感
開発動機と経緯
今回のこのツールはごく短期間に開発しました。ですが、かなり長い間
構想した末に作ったものです。最初期は、ASLEdit+(テキストエディタ)
のみでログの読み書きを行っていたのです。それでも、それほど不満は
ありませんでした。1日3桁の書き込みができましたから。でも、Power-
Bookを使用するようになり、エディタではログ読みが多少やりにくくな
りました。そこで、ログブラウザを計画し、思い切って環境を自分で作る
ことにしました。
とにかく、自分で使いたいように作りましたので、合う方、合わない方が
いると思います。合う方に使っていただければ幸いです。
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